あれから5年が経ちました。
5年って、一瞬ですね。
だって、私ですら、2機目がタワーに突っ込んで行く映像を、
あの時の胸の痛みを、まだ鮮明に覚えています。
遺族の方にとっては身のちぎれるような
つらい5年間だったと思います。
どうか、この先、心に少しでも安らかな時が訪れますように。
さきほどFOXで観ていた特別番組。
仲間をたくさん失った消防隊員の女性が
救助にあたっていた時のことを振り返ってインタビューに答えていました。
「瓦礫の隙間から、女性の手が一本伸びていて、そこに結婚指輪が見えた。
その瞬間、彼女のことなんて個人的に何も知らないけれど
でも、この人も、誰かを愛した人なんだ、誰かに愛された人なんだ...と思って
それだけで、もう、胸がいっぱいになった」
どうか、こんな無情で悲惨なできごとは
これから私達を迎える世界には起こりませんように...。
憎しみの連鎖を、私たち一人一人の手で、断ち切ることができますように。